恋愛で勉強が手につかない?

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こんにちは、鈴木です。

恋愛をすると勉強や仕事が手につかなくなることがあります。この現象(考えるべきではないタイミングでも心の中に浮かんでしまうこと)は恋愛の初期や相手に会えないことにより起こりやすくなります。

「うつつを抜かす」と呼ばれる状態です。

鈴木鈴木

今回の記事は次のような人におすすめ!

  • 恋愛で勉強や仕事が手につかない。
  • すぐに相手のことを考えてしまう。
  • いつも恋愛に振り回されすぎてしまう。

恋愛では相手の魅力を思い浮かべます。

思い浮かべることにより相手の印象はよりいっそう良くなっていきます。しかし日常生活(勉強や仕事など)に影響がでるようでは問題ですし、何よりもあまりにも「実態以上の姿を思い描いてしまう」ことは恋愛に対しても悪影響になります。

特に男性には注意が必要です。

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相手が実態以上に魅力的に見える?

恋愛は相手の魅力に惹かれて始まります。

そして相手のことを思う(考えたりする)ことにより恋は盛り上がっていきます。これは相手の長所や理想的な部分を繰り返し考えることにより「相手に関する印象が良くなっていく(純化していく)」ためです。

この現象は「愛の結晶化作用」と呼ばれています。

  1. 【思い】相手の魅力を思い浮かべる。

    step.1

  2. 【魅力の純化】魅力が純化されていく。

    step.2

  3. 【過大評価】実態以上に魅力的な人としてイメージする。

    step.3

一目惚れが辛いのはこのためでもあります。

接点のない人に対して一目惚れ(外見的一目惚れ)をすると「魅力的な部分だけを繰り返して思い浮かべやすく」なります。すると魅力が純化されてしまって実態以上に魅力的な人だと思いこむようになります。

考える時間が長くなるほどにこの傾向は強くなります。

勉強が手につかなくなる理由は?

相手を思い浮かべることには2つのパターンがあります。

それが「反復想起」と「侵入思考」です。反復想起とは「相手のことを何度も考えてしまうこと」であり、侵入思考は「意図していないタイミングでも相手のことが頭に浮かんできてしまうこと」です。

問題になるのが侵入思考傾向の高さです。

  • 反復想起傾向:何度も相手のことを考えてしまう傾向
  • 侵入思考傾向:意図しないタイミングでも相手のことを考えてしまう傾向

2つの要素は恋愛の進展により変化します。

反復想起には「恋愛が進展するほどに上昇する」という傾向があり、侵入思考には「恋愛が進展するほどに低下する」という傾向があります。このことからも「勉強や仕事が手につかない」のは恋愛初期に起こりやすい問題であるといえます。

恋愛を進展させればコントロールできるようになるということです。

勉強や仕事が思いを強くしている?

恋愛は反対されると盛り上がります。

ロミオとジュリエット効果と呼ばれる現象です。この現象は錯誤帰属やブーメラン効果が原因となっており、「勉強をしなければいけない」という状況が「相手のことを考えてしまって勉強が手につかない」という結果を生んでいる可能性があります。

障害は高いほどに恋の炎は燃え上がります。

  • 錯誤帰属:交感神経の高まりを相手への気持ちだと錯覚する心理
  • ブーメラン効果:命令されると逆のことをしたくなる心理

恋愛を我慢してはいけません。

勉強などを理由に恋愛感情を押さえつけてしまうとロミオとジュリエット効果により(必要以上に)恋愛感情が高まってしまいます。そうなると冷静さを保つことは困難となりますので注意が必要です。

恋愛と勉強は同時進行させることがポイントです。

特に男性は要注意?

恋愛に振り回されやすいのは男性です。

愛の結晶化作用には「反復想起(何度も相手のことを考える)」「侵入思考(意図せず相手のことを考えてしまう)」という2つの要素があり、「恋愛によって勉強が手につかない」というのは侵入思考によるものです。

以下は2要素の性差です。

  • 反復想起(コントロールできる思い):性差はない
  • 侵入思考(コントロールできない思い):男性が高くなる

問題となる侵入思考には性差があります。

もちろん個人差のあることはでありますが「女性は意図的に相手のことを考える時間をとれる傾向(反復想起傾向)」「男性は意図せず相手のことを考えてしまう傾向(侵入思考傾向)」が高くなっています。

男性は恋愛に振り回されやすいということです。

まとめ・恋愛で勉強が手につかない?

恋愛と勉強は両立がおすすめです。

恋愛を後回しにすると「勉強が手につかない」「過度な理想化により現実とのギャップが大きくなってしまう」などの問題が生じやすくなり、勉強を後回しにすると「成績が下がってしまう」「勉強の必要性(障害)がなくなったタイミングで恋愛感情も冷めてしまう可能性がある」などのリスクがあります。

どちらか一方に集中しても良いことはありません。