なぜ男性は失恋でやけ酒をするのか?

この記事は約 4 分で読めます。

こんにちは、鈴木です。

失恋後にやけ酒をする人は少なくありません。特に男性には失恋のショックを発散行動や旅行行動にて和らげようとする傾向があるために発散行動の一つであるやけ酒をしてしまうことがあります。

短期間であれば問題のない行動であるといえます。

鈴木鈴木

今回の記事は次のような人におすすめ!

  • 失恋後にやけ酒をする理由は?
  • 酒浸りになるのを回避する方法は?
  • やけ酒に男女差がある理由は?

男性はやけ酒をします。

失恋後の行動には個人差があります。しかし男性は「発散行動(やけ酒など)」や「旅行行動(傷心旅行など)」、女性は「消費行動(やけ買いなど)」をとることが多い傾向にあることが確認されています。

男性は酒浸りにならないように注意する必要があります。

スポンサーリンク

失恋との向き合い方は?

失恋のショックは向き合い方で変化します。

たとえば恋人に別れを告げられたときの反応は「説得・話し合い」「消極的受容」「回避・逃避」の3タイプに分類されることが確認されています。どの反応を示すかによって失恋のショックは大きさが変わります。

以下は3タイプの詳細です。

  • 説得・話し合い:納得のいくまで話し合う
  • 消極的受容:納得はできないが相手の意思を尊重する。
  • 回避・逃避:問題を無視して有耶無耶にしようとする。

男性に多いのは「消極的受容」です。

男性は別れに直面している場面であっても伝統的な性役割観(男らしく身を引くような行動)を重視しようとする傾向にあります。しかし消極的受容行動は別れた後に「後悔・悲痛行動」が多くなることが確認されています。

男性はプライドのために失恋のショックを大きくしているということです。

失恋後の行動に男女差はある?

失恋後の行動には男女差があります。

男性は「発散行動:やけ酒など」や「旅行行動:傷心旅行など」をとることが多いのに対して女性は「消費行動:やけ食いややけ買いなど」をとることが多いことが確認されてます(飛田操 1992)。

女々しいのは男性です。

  • 男性:発散行動や旅行行動など
  • 女性:消費行動など

また振られやすいのも男性です。

失恋後の行動は「後悔・悲痛:相手をなかなか忘れられないなど」「未練:相手と会える可能性のある場所に行くなど」「怒り・回避:相手を恨んだり出会いを避けるなど」の3因子に分類できますが、これらの行動は振られた側のみに強く現れます。

男性が失恋のショックからやけ酒をしているイメージがあるのは、その絶対数が多いためでもあります。

酒浸りの生活にならないためには?

酒浸りにならないためにも立ち直る必要があります。

失恋の(振られた)ショックから立ち直るためには「モーニングワーク(喪の仕事)を十分に行えていること」と「失恋ショックへの対処法は回避コーピングにて行うこと」がポイントになります。

以下のような手順になります。

  1. 【モーニングワーク】モーニングワークは「事実を受け止めて感情を整理すること」です。モーニングワークには「①事実を事実として受け止める段階→②悲しみや苦しみの感情を受け入れられるようになる段階→③新しい希望を抱くようになる段階」の3段階に別れています。

    step.1

  2. 【失恋コーピング】失恋コーピング(失恋によるストレス反応への対処法)には「回避コーピング」「拒絶コーピング」「未練コーピング」の3種類があります。もっともストレスが小さく回復期間の短い対処法回避コーピングです。

    step.2

必ず「モーニングワーク→失恋コーピング」の順に行います。

モーニングワーク(喪の仕事)を避けて失恋コーピングに進んでしまうと表面的な回復にしかつながらないために「後々になってひどい悲嘆におそわれる」「他人に対しての感情が鈍くなってしまう」などのデメリットが生じることがあります。

心に傷を残さないためにも重要なポイントです。

まとめ・なぜ男性は失恋でやけ酒をするのか?

男性は発散行動によりやけ酒をします。

失恋後の行動には「男性は発散行動(やけ酒など)や旅行行動(傷心旅行など)をしやすい」「女性は消費行動(やけ食いややけ買いなど)をしやすい」という性差があることが確認されています。

男性は振られやすいことからも酒浸りにならないように注意する必要があります。