恋愛や失恋が人間的な成長につながる理由は?

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こんにちは、鈴木です。

恋愛が人間的な成長につながりやすいことは広く知られています。恋愛を通して「心が強くなった」「積極性が身についた」「自分の世界が広がった」などを実感できている人は少なくありません。

恋愛には真剣に取り組むべきです。

鈴木鈴木

今回の記事は次のような人におすすめ!

  • 恋愛は人間的な成長につながる?
  • 失恋をすることには意味がある?
  • 恋愛に真剣に取り組むべき理由は?

恋愛は人間的な成長につながります。

恋愛を通して人間的に成長できることには「相手の考えを知ろうとする」「積極的な行動力が不可欠」などの理由があります。恋愛関係を貫くためには(自己中心的な愛から成熟した愛に発達させるには)人間的な成長が欠かせないためです。

多くの心理学者は「恋愛は青年が成長する大事な契機」だと指摘しています。

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恋愛により世界が広がる理由は?

恋愛をすると自分の世界が広がったと感じます。

恋する人の心の変化には「恋愛相手を美化する傾向」「同調作用(恋愛相手と同じ行動をとる傾向)」「憑執傾向(絶えず相手のことを考えている状態)」「内閉的世界(二人だけの世界)」「共存感情(二人だけの秘密を持つ)」などがあります。

これらは恋愛をしなければ経験できません。

  • 他人を排斥して相手を独占したいという気持ち
  • 嫉妬や失恋による脅迫的で執着的な気持ち
  • 悲哀(切なさ)や憂愁、感傷などの気持ち

また多くの感傷的な気持ちも生じます。

友人と恋人の違いはルービンの尺度(恋愛尺度と好意尺度)によって説明できますが、感情的な問題としては「友情は明るくすることが多く、恋愛は感傷的にすることが多い」ともいわれています。

恋愛はしんどいからこそ多くの魅力的な側面を享受できます。

人間的な成長につながる契機とは?

恋愛は人間的な成長につながります。

恋愛関係を貫く(自己中心的な愛から成熟した愛に発達させる)ためには人間的な成長が欠かせません。恋愛をすると「相手の考え方を知っていままで気づかなかった世界を知る」「関係維持のために積極性が身につく」などの変化が生じます。

恋愛は青年が成長するための大事な契機です。

  • 自分の知らなかった世界を知る
  • 積極性が身につく
  • 自己中心的な考えを改める

恋愛は自分を知るための契機でもあります。

人間的に未熟であることの多い青年は、恋愛をすることによって「相手のことを理解しようとする」「背伸びをしてでも相手の世界を学ぼうとする」「自分の中に体験したことのない激しい感情がわき起こる」などの経験をします。

これらは自分の性格や生き方について深く考えるきっかけになります。

失恋により他人の悲しみが分かるようになる?

失恋をすることで他人の悲嘆を理解できるようになります。

失恋をすると「悲しみ」「苦しみ」「何に対してもやる気が起きない脱力感」「食欲が起きなくなる」「眠れなくなる」などのように悲嘆します。一見して無意味な苦しみに思われるかもしれませんが、人間的な成長には欠かせません。

悲しみは「事実を受け止めて感情の整理をする」ことがポイントになります。

  1. 事実を事実として受け止める
  2. 悲しみや苦しみの感情を受け入れる
  3. 新しい希望を抱くようになる

この行程をモーニングワーク(喪の仕事)といいます。

失恋をした事実(振られた事実)を受け止めないまま他の人との恋愛に走ってしまうとモーニングワークが不十分になるために「後年になってひどい悲嘆におそわれたり他人に対しての感情が鈍くなってしまう」などの問題が生じてしまうことがあります。

このことからも多くの青年心理学者は「悲しみをきちんと体験することが人間としての成長につながる」と唱えています。

まとめ・恋愛や失恋が成長につながる?

恋愛は青年が人間的に成長するための契機になります。

これは恋愛をすることで「相手のことを理解しようとする」「背伸びをしてでも相手の世界を学ぼうとする」「自分の中に体験したことのない激しい感情がわき起こる」などの経験を積めるためです。

また失恋をして「悲しみを体験する」ことにも大きな意味があります。