一目惚れの恋愛は長続きしない?

この記事は約 4 分で読めます。

こんにちは、鈴木です。

一般的に、身体的魅力に惹かれ合うような「情熱的な恋は長続きしない」と言われています。このことからも「一目惚れから始まる恋も長続きしにくいのでは?」と不安に感じる方も少なくありません。

しかし「一目惚れは良くない」と結論を出すのは早計すぎます。

鈴木鈴木

今回の記事は次のような人におすすめ!

  • 一目惚れの恋に不安がある。
  • 友達から始まる恋との違いを知りたい。
  • 一目惚れのメリットとデメリットは?

一目惚れから始まる恋愛は長続きしない可能性があります。

しかし世の中のカップルの約4割は一目惚れの恋から始まっています(Barelds & Barelds, 2007)。また一目惚れから始まった恋とその他のきっかけで始まった恋との間に「結婚期間(交際期間)」「子供の数」「愛の深さ」などの違いはみられません。

「続きにくい=幸せではない」というのは少し違います。

スポンサーリンク

一目惚れのタイプ(種類)とは?

一目惚れには2種類の傾向があります。

それが「外面的一目惚れ」と「内面的一目惚れ」です。外面的一目惚れは「相手の内面に触れることなくときめく恋」であり、内面的一目惚れは「相手の人となりや行動にときめく恋」です。

そして両者の特徴を併せ持つタイプが「両面的一目惚れ」です。

  • 外面的一目惚れ:主に身体的魅力にときめく
  • 内面的一目惚れ:人となりや行動にときめく
  • 両面的一目惚れ:異性のすてきな側面にときめく

一般的な一目惚れのイメージは「外面的一目惚れ」です。

しかし外面的一目惚れ傾向と内面的一目惚れ傾向には比較的高い相関関係があることが確認されています。このことからも外面的一目惚れ傾向の高い人の多くは両面的一目惚れタイプであるともいえます。

また一目惚れをしにくい人のことを「慎重恋愛タイプ」と分類することもあります。

一目惚れカップルの特長は?

一目惚れカップルにはいくつかの特徴があります。

それが「行動的である」「はじめのときめきが大きいほどに別れにくい」「自分にはない性格を求める」「惚れっぽいところがある」「一目惚れ傾向の高さは交際経験に相関する」などです(Barelds & Barelds, 2007)。

これらの特徴は友人関係からの恋にはみられません。

  • 外向性、神経質、自立性が高い傾向にある
  • 交際当初のときめきが大きいほどに別れにくい
  • 性格的に似ていないことが多い
  • 恋愛初期において他の人を好きになる可能性が低くはない
  • 交際経験が豊富な傾向にある。

一目惚れの恋には行動力が必要です。

行動を起こさなければなにも始まりませんので、友人関係から始まる恋のようにゆっくり親密性を高めていくわけにはいきません。このことからも「クイック&ダーティー(早く粗く)な行動力」の欠かせない恋になります。

ある意味「場数を踏んで幸せを見つけるタイプ」の恋愛ともいえます。

一目惚れカップルは別れやすい?

一目惚れカップルが長続きしにくいのは事実です。

スタンバーグの愛の三角形(親密性・情熱・コミットメント)でいうところの「情熱(高揚感)」の先行する恋愛になりますので、付き合い始めてから親密性やコミットメントの面での問題が明るみになることがあるためです。

また性格の不一致により関係が続かないこともあります。

この辺は相手のことを十分に知ってから付き合い始めることのできる「友人関係から始まる恋」とは違います。しかし一目惚れから始まった恋とその他のきっかけで始まった恋との間に「結婚期間(交際期間)」「子供の数」「愛の深さ」などの違いはみられません(Barelds & Barelds, 2007)。

恋愛初期ほど別れる可能性の高い恋愛の始まり方ではありますが、恋愛の後期(同棲などをする関係性以降)にもなると安定した愛の形になっていきます。

まとめ・一目惚れの恋は長続きしない?

一目惚れの恋愛は長続きしないことがあります。

これは一目惚れから始まる恋愛が「情熱先行型の愛」であるためです。情熱的な愛は「親密性」や「コミットメント」が不十分な段階で付き合い始めることが多いために恋愛初期から中期においては別れてしまう可能性が高くなります。

友達関係から始まる恋は「相手を知ってから付き合い始める恋」になり、一目惚れから始まる恋は「付き合い始めてから相手を知っていく恋」になる傾向があります。