グッとくる告白の言葉は?

この記事は約 4 分で読めます。

こんにちは、鈴木です。

告白には勇気がいります。相手が自分の思いを受け入れてくれれば二人の未来は大きく広がっていくことになりますが、受け入れてくれなければ気まずさや友人関係を失ってしまうことにもなりかねません。

そんな重要な行動であるからこそ言葉選びには慎重になります。

鈴木鈴木

今回の記事は次のような人におすすめ!

  • 告白をしようと思っている。
  • 思いの伝え方が分からない。
  • 告白のパターンやデータを知りたい。

告白には魅力的な伝え方があります。

気持ちの強さが同じであっても、伝え方が変われば相手へのインパクト(告白の印象)も変化します。たとえば好意だけを伝えても「どうしてほしいのか?」となりますし、付き合いたいという要求だけでは「なぜ?」となります。

告白にはシンプルな言葉の組立が必要です。

スポンサーリンク

告白に必要な言葉の組立とは?

告白には効果的な言葉の組立があります。

それが「気持ちを伝えてから選択してもらうこと」です。たとえば「好きです」や「付き合ってください」というよりも「好きです、付き合ってください」といった方が成功の確率は格段に高くなることが確認されています。

意外と見落とされていることの多いポイントです。

  • 「好きです」だけ:失敗群の比率が高い
  • 「付き合ってください」だけ:成功群の比率が高い
  • 「好きです、付き合ってください」:成功群の比率が高い
  • 遠回しに伝える:失敗群の比率が高い

告白には明確な回答選択肢が必要です。

「好きです」とだけいわれても回答に困ってしまいますし、遠回しに伝えられても行動に移しようがありません。それであれば明確な回答選択肢のある「付き合ってください」や「好きです、付き合ってください」といわれた方が成功率は高くなります。

これらのことからも、告白は「好意の表明(好き)+どうして欲しいのか?(付き合って欲しい)」が基本になります。

告白の言語形式とは?

告白には大きく3種類の言語形式があります。

告白の基本は「気持ち+どうして欲しいのか?(好きです。付き合ってください)」です。この気持ちの部分が好意の表明になれば単純型、お願いになれば懇願型、理由になれば理屈型と呼ばれる言語形式になります。

以下のようなイメージです。

  • 単純型(好意の表明+付き合って欲しい):「好きです。付き合ってください」など
  • 懇願型(お願いや条件の提示+付き合って欲しい):「絶対に幸せにします。付き合ってください」など
  • 理屈型(理由+付き合って欲しい):「あなたの笑顔に癒されます。付き合ってください」など

理想は単純型です。

告白の言語形式による比較研究(樋口匡貴・磯部真弓・戸塚唯氏・深田博巳 2001)では「(片思い、両思い共に)懇願型→理屈型→単純型」の順でインパクトが強くなることが確認されています。

これらのことからも告白の言葉は単純型を基本に考えていきます。

強引な告白をおすすめしない理由は?

男らしい告白はおすすめしません。

男らしい告白とは「俺についてこい」「おまえには俺が必要なんだ」などに代表されるようなある意味強引な告白です。人によっては意図的にこのような告白を選択する方もおられるかと思いますが、多くは逆効果になります。

これは強引さが相手の選択肢を制限するためです。

人は自分の行動を制限されると「あえて反抗したくなる気持ち」が生じてしまうことがあります。この現象は錯誤帰属やブーメラン効果が原因になっているため、強引さが強いほどに実際の気持ちとは関係なく反抗心が強くなります。

基本的に相手をコントロールしようとするような告白はおすすめしません。

まとめ・グッとくる告白の言葉は?

告白はの言葉はシンプルイズベストです。

しかし「好意の表明(好きです)」や「相手に望んでいること(付き合って欲しい)」だけでは不十分ですので、「好意の表明(好き)+どうして欲しいのか?(付き合って欲しい)」という形が基本になります。

また懇願型(お願いや条件の提示+付き合って欲しい)や理屈型(理由+付き合って欲しい)よりも、単純型(好意の表明+付き合って欲しい)の告白に好意的な意見を持つ人の割合が高いことも確認されています。

難しく考える必要はありませんが、ポイントは押さえておく必要があります。