飲み会でボディタッチが増える理由は?

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こんにちは、鈴木です。

パブリックな場所(バーや居酒屋など)でお酒を飲む頻度が高いほどに恋人ができやすいというデータがあります。このことからも恋人を作りたい場合には「積極的に飲み会に参加する」というのは悪くない選択です。

すると飲みの席では「(普段以上に)女性から男性へのボディタッチが多い」ことに気がつくはずです。

鈴木鈴木

今回の記事は次のような人におすすめ!

  • ボディタッチの心理が知りたい
  • ボディタッチされると好きになってしまう
  • 恋愛における飲み会での注意点を知りたい

飲み会ではボディタッチが増えます。

ボディタッチはタッチングと呼ばれるボディランゲージ(非言語的コミュニケーション)のひとつです。基本的には好意を伝えるための手段として用いられている行為ですのでポジティブに捉えても大丈夫です。

しかし男女により意味合いが異なりますので注意が必要です。

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アルコールが相手の魅力度につながる?

アルコールを飲むと異性が魅力的に見えます。

古くからお酒と恋愛には密接な関係があると考えられてきました。事実、お酒と恋愛をテーマにした研究は多く「相手の魅力度を高く評価する傾向がある」「異性への魅力はさらに高く評価される傾向がある」ことが確認されています。

この効果は「ビアゴーグル効果」と呼ばれています。

飲み会においてボディタッチが増えるのは当然の結果です。しかしアルコールをたくさん飲むほどにビアゴーグル効果が生じやすくなるというわけでもありません。ビアゴーグル効果は血中濃度0.01~0.09%程度でも効果的であることが確認されています。

以下は酔いの程度と血中濃度の関係です。

  • 0.02~0.04:爽快期(陽気になる)
  • 0.05~0.10:ほろ酔い期(ほろ酔い気分)
  • 0.11~0.15:酩酊初期(立てばふらつく)
  • 0.16~0.30:酩酊極期(千鳥足になる)
  • 0.31~0.40:泥酔期(立てない)
  • 0.41~:昏睡期(揺り起こしても起きない)

飲み過ぎ(飲ませすぎ)は良くありません。

ビアゴーグル効果には「ドーパミン報酬系」「愛の吊り橋効果」「非対称性検出精度の低下」などが関わっていると考えられていますので、飲み過ぎ(飲ませすぎ)になってしまうとビアゴーグル効果が逆効果として働いてしまう可能性があります。

このことからも恋愛目的の飲みの席では「ほろ酔いまで」に抑えておくことがポイントになります。

飲み会でのボディタッチが恋愛につながる?

飲み会でのボディタッチは恋愛につながります。

どんな人にもパーソナルスペース(これ以上は相手に近づいて欲しくはない距離)があります。パーソナルスペースには「心理的な距離を反映している」「女性よりも男性の方が広い」「前に広い」などの特徴があります。

以下はエドワード・ホールの4つの距離です。

  • 密接距離(恋人など)
    • 近接相(0~15cm):ごく親しい人に許される距離
    • 遠方相(15~45cm):他人が近づくと不快感を覚える距離
  • 個体距離(友人など)
    • 近接相(45~75cm):異性がこの距離に近づくと周囲の人が違和感を覚える距離
    • 遠方相(75~120cm):プライベートなことを話すときの距離
  • 社会距離(ビジネスなど)
    • 近接相(1.2~2m):知らない人同士の会話や仕事の打ち合わせなどの距離
    • 遠方相(2~3.5m):公式な商談や打ち合わせなどの距離
  • 公共距離(講演会など)
    • 近接相(3.5~7m):教室での教師と生徒との距離
    • 遠方相(7m以上):講演会や大教室での講義などの距離

アルコールはパーソナルスペースを狭くします。

パーソナルスペースには「心理的距離と物理的距離は比例する」という特徴がありますので「近い距離で接する人に対しては好意を持ちやすくなる」ともいえます。飲み会は相手に不快感を与えることなく心の距離を近づけやすい場所でもあります。

必ずしもボディタッチでなくても良いということです。

男性からのボディタッチについて

基本的に男性からのボディタッチはNGです。

異性からのボディタッチには「男性は相手への好感度が高くなる」「女性は相手への好感度が低くなる」という傾向があります。これは恋愛感情の進行スピードに男女差があるためだと考えられています。

例外はありますが多くは以下のようになります。

  • 男性の恋愛感情:早い段階で高まっていく
  • 女性の恋愛感情:徐々に高まっていく

この違いがボディタッチの性差になります。

男性の恋愛感情には「熱しやすく、冷めやすい」という特徴があり、女性の恋愛感情には「熱しにくく、冷めにくい」という特徴があります。このことからも男性からのボディタッチが許されるのは相手が特別な感情を抱いている場合のみになります。

男性の場合は「距離を詰める」くらいに考えるのが無難です。

まとめ・飲み会でボディタッチが増える理由は?

飲み会ではボディタッチが増えます。

これはアルコールにより「相手(特に異性)が魅力的に見えるようになる」「パーソナルスペースが狭くなる」などの理由からです。

しかし恋愛感情の進行速度には男女差がありますので、「男性からのボディタッチはNG」「女性からのボディタッチは必要以上に相手を燃え上がらせてしまう可能性がある」ことを知っておく必要があります。

飲み会でのボディタッチには男女共に注意が必要です。