言い訳ばかりする人はなぜ悪い?

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こんにちは、鈴木です。

自分の失敗に対してつい言い訳をしてしまうことは誰にでもあり得ることです。大げさに感じられるかもしれませんが、言い訳(自己正当化の手段)は社会生活を営む上では欠かすことのできないテクニックであるともいえます。

しかしあまりにも言い訳が多いのは問題です。

鈴木鈴木

今回の記事は次のような人におすすめ!

  • 言い訳ばかりしてしまう。
  • なぜ言い訳をしてしまうのか?
  • 言い訳をしないようにするには?

言い訳は性格的な問題です。

人の性格には「外的統制型(結果の原因は外的要因にあると考える性格)」と「内的統制型(結果の原因は内的要因にあると考える性格)」があります。言い訳をしてしまうのは外的統制型の性格が優位であるためです。

どちらにも一長一短がありますのでバランスよく取り入れていくことが大切です。

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言い訳ばかりする原因は?

言い訳をしてしまうのは性格的な問題です。

人の性格には「内的統制型の性格(成功や失敗の原因を自分の中に求める性格類型)」と「外的統制型の性格(成功や失敗の原因を自分の外に求める性格類型)」の2パターンがあると考えられています。

言い訳が多いのは外的統制型の傾向が強いためです。

  • 内的統制型の性格:原因を自分の中に求める性格類型
  • 外的統制型の性格:原因を自分の外に求める性格類型

バランスが大切です。

極端な内的統制型の性格では「自分を責めて落ち込む」などのようにメンタル面に影響がでやすくなりますし、極端な外的統制型の性格では「同じ失敗やミスを繰り返しがちになる」などのように社会生活に影響がでやすくなります。

極端な性格はよくないということです。

言い訳をするデメリットは?

言い訳をしすぎるのはよくありません。

言い訳の多い人(外的統制型の人)は「失敗の原因は自分の外にある」と考えていますので、ミスをしたとしても「上司の指示が悪かっただけで自分は悪くない」「タイミングが悪かっただけで自分は悪くない」などのように考えて済ませます。

そのため「失敗を教訓にして成長する」ことがありません。

  • 同じ失敗を繰り返す。
  • 信頼されにくい。
  • 自信がない。
  • あきらめやすい。

満足感を得にくい性格でもあります。

内的統制型の人は「原因を自分の中に求める」ために失敗のストレスは大きい代わりに成功の喜びも大きくなります。しかし外的統制型の人は「原因を自分の外に求める」ために失敗のストレスは小さいものの成功の喜びも小さくなります。

このことからも外的統制型の人は自己肯定感が低くなりがちです。

言い訳をしない方法は?

結果を受け止めることが大切です。

人間は失敗を教訓にして成長していきます。極端に外的統制型に偏った性格では「同じ失敗を繰り返す」「自己肯定感が低くなる(自信がなくなる)」「他人から信頼されにくい」などの問題が生じやすくなります。

そのため、まずは結果を受け止めることが大切です。

  1. 【結果を受け止める】まずは結果(成功や失敗など)を受け止めます。成功体験は自己肯定感(自信)につなげて、失敗体験は今後に活かしていきます。

    step.1

  2. 【失敗を教訓にする】失敗や問題の原因を追究して対策を立てることにより同じ失敗やミスを繰り返さないようにします。

    step.2

  3. 【外的要因を切り離す】自分の力ではどうしようもない部分(外的要因)は自分とは切り離してストレスをため込まないようにします。

    step.3

言い訳ばかりをするのはよくありません。

しかし極端に言い訳をしない人(内的統制型の性格)にも「ストレスをためやすい」「メンタル面に影響がでやすい」などの問題がありますので「失敗を受け止めた上で仕方のないことは切り離す」ようにします。

高度な言い訳を操れるようにしておくということです。

まとめ・言い訳ばかりする人はなぜ悪い?

言い訳は性格的な問題です。

外的統制型傾向が強ければ「言い訳がましい人」になりますし、内的統制型傾向が強ければ「言い訳をしない人」になります。一見すると内的統制型の性格の方が優れているように感じられるかもしれませんが、内的統制型には「メンタル面に影響がでやすい」という問題があります。

社会生活を営む上では「失敗を認めることのできる謙虚さを持ち合わせた上で、高度な言い訳を操れるようになること」がポイントになります。