パーソナルスペースの恋愛感情への影響は？広い相手への対処方法

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こんにちは、鈴木です。

どんな人にも「他人にそれ以上近づかれると不快に感じてしまう距離感（パーソナルスペース）」があります。パーソナルスペースを広くとりたがるのは外向的な人よりも内向的な人で、性別でいえば女性よりも男性になります。

また相手に対する好意や親密度によっても変わってきます。

鈴木

今回の記事は次のような人におすすめ！

パーソナルスペースは恋愛にも影響します。

心の距離と物理的な距離は相互に影響しあっています。そのため好意を持っている相手との物理的距離は近くなりますし、違和感なく物理的距離を縮めることができれば心の距離も縮まることになります。

当然、恋愛にも影響します。

パーソナルスペースとは？

パーソナルスペースは縄張り意識のようなものです。

文化人類学者のエドワード・ホール（Edward Twitchell Hall,Jr ）はコミュニケーションをとる相手とどの程度近づけるかといった心理的な縄張りの目安として4つの距離を提示しています。

それが「密接距離・個体距離・社会距離・公共距離」です。

密接距離（恋人など）
- 近接相（0～15cm）：ごく親しい人に許される距離
- 遠方相（15～45cm）：他人が近づくと不快感を覚える距離
個体距離（友人など）
- 近接相（45～75cm）：異性が近づくと周囲が違和感を覚える距離
- 遠方相（75～120cm）：プライベートなことを話すときの距離
社会距離（ビジネスなど）
- 近接相（1.2～2m）：知らない人同士の会話や仕事の打ち合わせなどの距離
- 遠方相（2～3.5m）：公式な商談や打ち合わせなどの距離
公共距離（講演会など）
- 近接相（3.5～7m）：教室での教師と生徒との距離
- 遠方相（7m以上）：講演会や大教室での講義などの距離

パーソナルスペースには個人差があります。

パーソナルスペースを広くとりたがるのは外向的な人よりも内向的な人で、性別でいえば女性よりも男性です。パーソナルスペースは「前に広く左右と後ろに狭くなっています」ので、真正面はしっかり距離をとらないと緊張感が高まりやすくなります。

これらのことからも「横からアプローチする」ことで緊張感を抱かれにくくなります。

【補足説明】パーソナルスペースには左右差もあります。基本的に心臓のある左側の方が警戒心が強くなりますので「警戒されたくない時は相手の右側から、生理的にドキドキさせたいときは相手の左側からアプローチする」というのもひとつの方法です。

物理的な距離は心の距離に影響します。

パーソナルスペース（心地よくいられる距離感）とはいわば「これ以上は相手に近づいて欲しくない」という距離ですので、相手との親密度によって変化（密接距離、個体距離、社会距離、公衆距離）します。

しかしパーソナルスペースには逆の効果もあります。

パーソナルスペースを利用して心の距離を近づけることができます。

ポイントは「違和感なく横から近づく」ことです。たとえば「横から話しかける」「食事の席では隣席に座る」「ひとつの資料をいっしょに見る」「ドライブをする」「映画を観る」などは違和感なく相手のパーソナルスペースに侵入できます。

定番デートにはそれなりの理屈があります。

パーソナルスペースには男女差があります。

一般的に、パーソナルスペースは女性よりも男性の方が広くなります。そのため飲み会などで隣り合って話す場合などには「女性の身体は男性のパーソナルスペースに入っているが、男性の身体は女性のパーソナルスペースに入っていない」ということが起こります。

これによって男性は勘違いにより恋に落ちることがあります。

これには一目惚れ傾向の違いも影響しています。

一目惚れのしやすさに男女差はありませんが、男性には「外面的一目惚れ傾向が高い」、女性には「内面的一目惚れ傾向が高い」という違いがあります。そのため感情のラベリングミス（今回の場合であればパーソナルスペースに侵入されたことによるドキドキを恋のドキドキと錯覚する現象）が起こりやすくなります。

相手との距離感には男女ともに注意が必要です。

物理的な距離感は感情に影響します。

誰にでもパーソナルスペース（他人にそれ以上近づかれると不快に感じてしまう距離感）があります。パーソナルスペースを広くとりたがるのは外向的な人よりも内向的な人で、性別でいえば女性よりも男性になります。

パーソナルスペースには「心の距離があると物理的にも遠くなる」「物理的に距離が近づくと心理的な距離も近づく」などといった特徴がありますので、恋愛においても上手に利用していくことがポイントになります。