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こんにちは、鈴木です。
恋愛は心が揺さぶられます。不安定な心を安定させるためにも「誰かに相談したい」と思うのは自然なことです。しかし本質的な問題解決(恋愛の進展など)を目指すのであれば恋愛相談は効率的な方法とは言えません。
恋愛相談はあくまでも自分の心を安定させるための手段となります。
今回の記事は次のような人におすすめ!
- 恋愛に悩んで先に進めない。
- 考えがまとまらずに煮詰まってしまっている。
- いつも間違った(意味のない)努力をしてしまう。
自分に問いかけてみることをおすすめします。
恋愛の悩みには本質的な問題が隠れていることがあります。本質的な問題点には「本人にしか分からない」ことも多く、友人などへの恋愛相談では「第三者に話をしてスッキリしたいだけ」「恋に悩み苦しんでいる自分に酔いたいだけ」などのようになりがちです。
このとこからも「仮説を立てて検証をする」ようなアプローチが必要になります。
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解決策のヒントは頭の中にある?
恋愛の本質的な悩みは自分にしか分かりません。
恋愛の最適な進め方には個人差があります。自分と相談相手とでは「望んでいる愛の形」「長所(アピールポイント)や短所」「相手に望むもの」などの違いがありますのでアプローチ方法や悩みは違っていて当然です。
恋愛相談が自己満足で終わってしまいがちなのはこのためです。
- 本質的な悩みは頭の中にある。
- 同じ恋愛は存在しない。
- 恋愛相談は自己満足の意味合いが強い。
そこで「発散-収束」を行います。
「発散-収束」とは頭の中にある考えを書き出して分類していく作業です。「ブレーンストーミング-グルーピング」とも呼ばれているこの作業は思考停止にならずに有意義な会議にするためには効果的なテクニックです。
これによって本質的な問題点や解決策が浮き上がってきます。
「発散-収束」のやり方は?
「発散-収束」により考えがまとまっていきます。
発散とは「テーマに沿った考えを書き出していく作業」のことであり、収束とは「書き出した考えを分類していく作業」です。発散はゼロベース思考でとにかくたくさん書き出すこと、収束は漏れやダブりができないように分類することがポイントになります。
以下は「発散-収束」の具体例です。
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【テーマを決める】テーマを決めます。例として「なぜモテないのか?」にします。テーマは一つではなく悩んでいることすべてに対しておこないます。またSTEP2(発散)にて新たに浮かび上がってきた内容をテーマにして「発散-収束」を繰り返すこともあります。
step.1
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【発散(ブレーンストーミング)】「なぜモテないのか?」に対して思いつくままに書き出していきます。「ルックスが良くない、緊張して挙動不審になってしまう、服装がダサい」などです。誰かに見せるものではありませんので恥ずかしい内容であっても思いつくままに書き出していきます。
step.2
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【収束(グルーピング)】発散にて書き出したことを分類していきます。分類はMECE(Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive:相互に重複がなく漏れのない状態)にすることがポイントになります。今回の場合であれば「コミュニケーション能力、外見」で分類できます(※実際はより複雑になります)。
step.3
ここまですると全体を把握しやすくなります。
信頼できる相談相手がいる場合には会議方式でブレーンストーミング(発散)とグルーピング(収束)を手伝ってもらってもかまいません。一人ではたどり着けなかった答え(アイデア)にたどり着ける可能性が高くなります。
もちろんプライベートな内容になることからも協力相手は限定されます。
仮説検証サイクルの実践方法は?
仮説検証サイクルにより間違いが少なくなります。
「発散-収束」を行うとおおよその全体像が見えてきます。そして「自分は服装(ファッション)に無頓着すぎたのでは?」「コミュニケーション能力が低すぎて怖がられていたのでは?」などの仮説を立てられるようになってきます。
仮説は検証してこそ意味を持ちます。
恋愛の検証には多少の難しさがあります。裏取りもせずにいきなり相手に試してしまうと取り返しのつかないことにもなりかねませんので、心理学の研究データなどを参考にして「(服装であれば)相手のレベルに合わせる」などの工夫が必要になってきます。
長期的配偶戦略における見た目は「同じレベルを好む」という研究データがあるためです(※短期的配偶戦略では相手に自分よりも上のレベルを求める傾向にあります)。
まとめ・恋愛の悩みは誰に相談するべきか?
問題解決を望む場合の恋愛相談は自分に問いかけます。
友人など、第三者に対しての恋愛相談には「自己満足になってしまいやすい」「根本的な問題解決にはなりにくい」などのデメリットがあります。問題解決を望むのであれば「発散-収束」や「仮説検証サイクル」などのテクニックを使うのが効果的です。
仕事などにも役立つ思考法ですので試してみる価値はあります。