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こんにちは、鈴木です。
恋愛が盛り上がっている時には「この愛は永遠に続く」と錯覚します。しかし愛の形は日々変化していきますし、何らかの理由により別れが訪れることもあります。特に男性側には突然の別れを告げられる可能性が高い傾向にあります。
これには恋愛に対する思いの違いが影響しています。
今回の記事は次のような人におすすめ!
- 振り振られに男女差はあるのか?
- 振りやすい振られやすいの心理は?
- 別れの主導権を握るものとは?
振られることが多いのは男性です。
もちろん例外はありますが「恋愛関係への思い入れの強さの違い(本能的に求めているラブスタイルの違い)」などにより別れの主導権を握っているのは男性よりも女性に多い傾向があります。
別れを切り出すことが多いのは女性です。
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思いによる振り振られの違い
振り振られには恋愛に対する思いが影響しています。
恋愛関係には「愛情」「相手へ依存する気持ち」「親しさ」「自己開示(自分のことを打ち明けること)」など様々な思いを抱きます。しかし二人の間には多かれ少なかれ気持ちの温度差が生じてしまうことになります。
この温度差が別れの主導権に影響します。
- 思い入れが強い:相手の決定に左右される
- 思い入れが弱い:別れの主導権を持つ
男性は関係への思いが強くなる傾向があります。
そのため「男女どちらから別れを切り出したのか?」の調査(松井豊 1993)においては「多くの男性は相手から別れを切り出されており、多くの女性は自分から別れを切り出している」という結果が得られています。
別れの主導権は(多くの場合)女性側にあります。
好ましいと思っているラブスタイル
恋愛にのめり込みやすいのは男性です。
一般的に「恋愛にのめり込みやすいのは女性」といったイメージがあるかと思います。しかし心理尺度(愛情尺度、尊敬尺度、友情尺度)の比較研究(水野 2006)では「男性の愛情尺度が統計的にも優位に高い」ことが確認されています。
またラブスタイル(恋愛傾向)の違いも影響しています。
- 男性:理想的な愛を望んでいる。
- 女性:現実的な愛を望んでいる。
相手に尽くしやすいのは男性です。
これは「男性はアガペ(他愛的に惜しみなく与える愛)を望んでいる」「女性はルダス(ゲームのように深入りしない愛)やプラグマ(実用的で計算高い愛)を好んでいる」というラブスタイルの性差があるためです。
男性は与える愛を好むために「関係への思いが強くなる(別れの主導権が相手側にあることが多い)」「過去の恋愛を引きずりやすい」などの特徴を持ちます。
男性が別れを切り出さない理由
男性には別れを切り出さない傾向があります。
ここまでは「男性は関係への思い入れが強いために、別れの主導権が女性側にあることが多い」と説明してきましたが、少し視点を変えてみると「男性は愛情が冷めても別れを切り出さないことが多い」という理由もあります。
これは投資モデルの理論で説明できます。
- 相手への投資量:お金、時間、労力など
- 代替となる関係の有無:恋人に替わる人間関係
- 恋愛関係の満足度:男性は高い傾向にある
恋愛関係の継続には上記3点がポイントになります。
相手への投資量は多いほどに、代替となる関係(他の魅力的な異性)がいないほどに、満足度が高いほどに恋愛関係は続きます。男性は投資量と満足度の点において女性よりも高くなる傾向があるために別れを切り出しにくくなります。
男性は愛情が冷めても別れにくいということです。
- 投資量:男性は経済力を武器にする傾向がある
- 満足度:男性のラブスタイルは満足度が高い傾向にある
これらのことからも別れの主導権は女性側にあります。
一般的に「男性は過去の相手を引きずりやすく、女性は今の関係に積極的」だといわれています。そのため男性側が不利だと考えられがちですが、場合によっては女性側の「別れる勇気」が重要なこともあります。
別れの主導権があっても絶対的に優位な立場だとは限りません。
まとめ・振られるのはいつも男性?
別れの主導権は女性側にあります。
もちろん例外はありますが「男性は与える愛を望む(投資量が多い)」「恋愛の満足度が高い(アカペ的な恋愛を望む)」などの特徴があるために関係への思い入れが強くなり別れの主導権は女性側にあることが多くなります。
しかし男性には「愛情がなくなっても別れない(別れを切り出さない)ことが多い」という特徴があることからも一概にどちらが優位な立場だとはいえない部分があります。