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こんにちは、鈴木です。
恋愛関係においては尽くしすぎる(尽くされすぎる)のは良くありません。尽くしすぎることにより「気まずくなり平等な関係性を築きにくくなる」「軽くみられる(都合よく使われてしまう)」などのリスクがあるためです。
特に男性には尽くしすぎる傾向にありますので注意が必要です。
今回の記事は次のような人におすすめ!
- なぜ男性は尽くしすぎる傾向にあるのか?
- 男性が尽くすのにはどのような思いがあるのか?
- 尽くす心理に男女差はあるのか?
男性は尽くしやすい生き物です。
これは男性の恋愛観(ラブスタイル)が「他愛的で惜しみなく与える愛」である傾向が高いことに加え、女性が男性の経済的資質を求めている(経済的資質を魅力として捉えている)ことが関係しています。
これにより男性は本能的に尽くしやすい傾向にあります。
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男性の恋愛傾向について
男性は与える恋愛を好みます。
ラブスタイル(恋愛傾向)の性差に関わる研究では「男性にはアガペ(他愛的に惜しみなく与える愛)を好む」「女性にはルダス(ゲームのように深入りしない愛)やプラグマ(実用的で計算高い愛)を好む」という結果がでています。
この違いが「尽くしすぎる男」を生むひとつの要因になっています。
- 男性:理想的な愛を望む
- 女性:実用的な愛を望む
ラブスタイルは交際満足度に影響します。
たとえば男性に多いアガペは比較的交際満足度の高いラブスタイルですが、女性に多いルダスやプラグマは交際満足度の低いラブスタイルとなります。また、これらのラブスタイルでのカップル間相関はとても低いものになります。
つまり「(尽くすという点において)男性は女性に利用されやすい」ということになります。
恋愛における男性の武器
経済力は男性の魅力になります。
これには多くの研究が行われており、有名なものとしては「社会的ステータスの高いファッションの男性は魅力的に見える(Townsend,J.M.,& Levy,G.D. 1990)」「高級車に乗る男性は魅力的に見える(Dunn,M.J.,& Searle,R. 2010)」などがあります。
経済的資質は男性特有の魅力です。
- 男性:経済力を武器にする傾向がある
- 女性:身体的魅力を武器にする傾向がある
女性の経済的資質は魅力にはつながりません。
このことからも男性は「経済力を武器にする傾向」が高くなり、女性は「身体的魅力を武器にする傾向」が高くなります。ちなみに女性の経済的資質が直接的な魅力として判断されることはありませんが、男性の身体的資質は(経済的資質ほどではありませんが)魅力として判断されます。
男性は「どちらも疎かにすることができない」ということです。
恋にうつつを抜かしやすい?
恋愛にのめり込みやすいのは男性です。
世間一般的には「恋愛に夢中になるのは女性」といったイメージがありますが心理尺度(愛情尺度・尊敬尺度・友情尺度)によると「男性の愛情尺度が統計的にも有意に高い」ことが確認されています。
尊敬尺度と友情尺度には男女差はありません。
- 愛情尺度:男性が優位に高い
- 尊敬尺度:男女差はない
- 友情尺度:男女差はない
これらのことからも「恋愛にうつつを抜かしやすいのは男性」であることが分かります。また男性には「女性の身体的魅力を前にするとお金を使ってしまう(Van den Bergh,B.,Dewitte,S.,& Warlop,L. 2008)」という傾向もあります。
男性が恋にうつつを抜かしやすく尽くしやすいことは明らかです。
まとめ・尽くしすぎる男の心理は?
恋愛において相手に尽くしやすいのは男性です。
これは男性の恋愛観(ラブスタイル)が「アガペ(他愛的で惜しみなく与える愛)である傾向がある」ことに加えて女性の恋愛観が「ルダス(ゲームのように深入りしない愛)やプラグマ(実用的で計算高い愛)である傾向がある」ためです。
また「男性は経済的資質を武器として捉える」「女性は身体的魅力を武器として捉える」傾向があることからも、男性は尽くしやすくなります。