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こんにちは、鈴木です。
嫉妬をすることは人間である以上は避けられません。嫉妬心は生後18ヶ月頃に生じると言われています。この頃の子供は「親や身近な人との愛情関係が脅かされる」と感じると強い嫉妬を覚えるようになります。
嫉妬心は大人特有の問題ではありません。
今回の記事は次のような人におすすめ!
- 自分(または相手)が嫉妬しやすい。
- 嫉妬してしまう原因を知りたい。
- 嫉妬しやすい人に特徴はあるのか?
嫉妬心が生まれるのにはいくつかのパターンがあります。
具体的には「自己愛が強い人(ナルシスト傾向が高い人)」「自己肯定感が低い人(愛されているという自信が持てない人)」「自分自身の願望(欲望)を無意識に抑圧している人」などは嫉妬心が強くなる傾向があります。
自分のタイプを知ることが大切です。
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自己愛の強さと嫉妬心
自己愛の強さは嫉妬心につながります。
自己愛が強い人(ナルシスト傾向の高い人)には「自分を特別だと思っている」「根拠もなく自分を過大評価した空想をすることがある」「自分を大きく見せたがる」「自分よりも優れている人を認めたがらない」などの特徴があります。
このような気持ちは、多かれ少なかれ誰にでもあるものです。
しかしあまりにも自己愛(自尊感情)が強すぎる場合には「自己愛性パーソナリティ障害(周りからの賞賛を求めるあまりに社会生活に支障がでてしまう人格障害)」の可能性もありますので注意が必要です。
特に「自分が評価されないのは周りが悪いためだ」などのように自分自身の責任を完全に放棄してしまっているような場合には要注意です。
自信のなさや不安が原因?
自己肯定感が低いと嫉妬心が生じやすくなります。
自分に自信がなく「自分には愛される価値がないのではないか?」といった根本的な不安を抱えていると嫉妬心が強くなります。これは自己肯定感の低さ故に自分の立場が脅かされることに敏感になってしまうためです。
このタイプはやっかいです。
自己肯定感の低さに起因する嫉妬心は「幼少期からの経験や思いこみが原因になっていることが多い」ことからも嫉妬心をコントロールする(不安感をぬぐい去る)ことは簡単ではありません。
そのため「小さな成功体験を重ねていく」「誉め言葉を素直に受け入れられるようにする」「前向きなフレーズを積極的に口にするようにする」などのような自己肯定感を高める訓練が必要になります。
時間をかけて改善させていきます。
願望(欲望)の裏返し?
欲望の抑圧により嫉妬心が生まれることもあります。
嫉妬心は「相手を独り占めしたいという独占欲の強さ」からくるものだけとは限りません。たとえば無意識であっても「他の異性と遊びたい(浮気をしたい)」などの気持ちがある人はパートナーの浮気を疑いやすくなります。
これは「投影」と呼ばれる心の動きです。
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【無意識での抑制】心の奥底にある「浮気をしたい」「他の異性と遊びたい」という気持ちを無意識に抑え込んでいる。
step.1
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【パートナーへの投影】自分の中に抑え込んでいる気持と同様のものをパートナーも持っていると思い込んでしまう。
step.2
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【嫉妬心】嫉妬心となって相手を攻撃してしまう。
step.3
一般的に浮気心は悪い感情(欲望)だと認識されています。自分自身に「浮気をしたい」という気持ちがある場合、無意識に心理的な苦痛を排除しようとして「この浮気心は相手のものだ」と考えて自分の心を守ろうとします。
この反応こそが投影であり、多くはその欲求に気づいていません。
また「自分を好きかどうか何度も確認する」といった行動は、自分の気持ちに疑わしさがある(自分自身が相手のことを好きなのかに疑問を持っている)ために相手の気持ちを確認している可能性があります。
過剰に確認してしまう(またはされる)場合には要注意です。
まとめ・嫉妬心が強い理由は?
嫉妬心が生まれるのには原因があります。
多少の嫉妬心は問題ありません。しかし嫉妬に悩むような場合には「自己愛の強さ(ナルシスト傾向の高さ)」「自己肯定感の高さ」「自分の気持ちを相手に投影していないか?」などを確認してみる必要があります。
本質的な問題を知れなければ解決にはつながりません。